施設での一通りの訓練が終了した後は、ユーザーの自宅周辺などの現地訓練での訓練を行います(フォローアップ)。
ここではユーザーが日常的に利用するスーパー、銀行、病院などへの移動経路や、交通機関の利用などの訓練を行います。
この訓練が終了した段階で初めて正式な「介助犬ユーザー様と介助犬」が誕生することになり、二人三脚の生活が始まります。
ですが、いきなり生活を始めることも不安がありますので、まずは40日間少しずつ「介助犬ユーザー様と介助犬」生活を時間を掛けて進行していきます。
誕生したてのこのペアは人間も犬も「初心者マーク」です。
失敗もしますし、知らずに周りに迷惑をかけてしまうこともあるかも知れません。
介助犬と一緒に生活をし社会参加をしていくなかで、ユーザーと一緒に生活し歩くことによって、問題を解決し、理解を深め、徐々にお互いの信頼関係が築かれ、安定していきます。
その後、協会からまずは1週間から毎月定期的に歩行状況や生活状況について確認させてもらっていますが、その他問題が生じた時にはユーザーから連絡をもらい、
電話により必要なアドバイスも行います。
必要があれば再度現地へ行き、必要な対策を講じ訓練を行なったりする場合もあります。
テレビや雑誌などでも大きく紹介されました。
それというのも日本で初めてのスタンダードプードルの介助犬を利用されているからです。
バッハは、どこでも人気者で恵理さんの行く先々で「この犬、賢いんだってね」とか「かわいいね」とかお褒めの言葉を頂戴しています。
※写真は近鉄電車の乗り換え時に、駅員の皆さんにお手伝い頂きながら通学している様子です。
介助犬カンナ号との毎日は、ご自身が掲載されているブログを拝見しているだけでなんだか暖かい気持ちになれます。
写真はパートナーを組んで間もない頃のものですが懐かしいですね。
カンナとは今では呼吸もピッタリと合って毎日楽しく暮らしています。
私の仕事の時も家で過ごすときもいつも一緒です。
いつまでも一緒に過ごせればいいなあと思います。